貫き通した純愛4
どこから話した方が良いのか、書き手の私自身困惑しています。
二人が号泣しながら話してくれた内容を、うまいことまとめないと、時系列などがばらばらになってしまいますので・・・。
拙い文章力で申し訳ないです。
すぐに横道にそれたりもしますが、素人の文章力wと思って見逃してください。
1の途中にも書きましたが、あっぽとだーさんは、すぐに仲良くなり。
メールも電話も毎日していました。
でも、その時点ですでに一つの暗雲は立ち上り始めていたのです。
だーさんは母親と二人暮らし(父親は離婚後死去、兄弟は国外逃亡)。
あっぽは、母親が再婚し、同じ県内でも違う地域に暮らしていました(たまに成績を見に来たり、旅行に行ったりする程度のつながり、のはずだった)。
そのため、当時あっぽと妹は祖父母と共に暮らしていました(昔ながらの長屋みたいなところ。下町っぽいところですし)。
その祖母の方が、あっぽの真横の部屋に住んでいたものだから、夜に電話などしているとうるさいわけです(長屋っぽいので壁がすごく薄い)。
9時だろうが、真夜中にうるさいというようなレベル。
しまいには携帯を没収するとまで言い出したりする。
そのため、かなりの小声で話していたそうです。
そんな中のある冬。
だーさんは、休みの日を利用して、あっぽを秋葉原に誘ってみました。
だーさんは、かつてよく行っていた場所。
あっぽにとっては、いつかは行ってみたかったあこがれの場所。
すぐに合意し、日時まで決まりかけたその時。
あっぽの母親が絶対行かせないと一蹴したのです。
理由は、住んでいる地域から遠いこと、一人でそこまで行って帰りも一人というのは許されないこと、下らないことしてないで(受験生だから)勉強をしろ、こういうことです。
ですが、あっぽは友人(もどき)を連れて行く事と、ただでさえ月曜日から日曜日まで毎日塾に行かされているのだから、といって、一度だけという約束で許可を得られました。
そして当日。
その友人(もどき)が大遅刻したことから色々と話が難しいことになったのですが、それでも何とか秋葉原に行き着き。
待っていただーさんと一緒に、秋葉原と池袋(現在の乙女ロード)を楽しんで帰ったのです。
もちろん、また絶対に行こうね(今度は二人で)と言う約束付きで。
この時には、あっぽは既にだーさんに惚れており、だーさんもまた、あっぽのことを好いていたそうです。
そして、怒られながらも電話をしたりメールをしたりしてお互いの橋をつないでいたとき。
あっぽは、だーさんに打ち明けようと思っていたことがあり。
だーさんも何かを察したのか『言いたいことがあるなら、全部聞くよ?自分で良ければ』と、促したそうです。
ここで書く話は、後々大事件を巻き起こすきっかけとなった話です。
だーさんの事を信頼していて、かつ、話したくはないけれどだーさんに聞いて欲しいという思い、そしてそれでも尚、だーさんなら変わらず見てくれるだろうという考えがあっての事だったそうです。
しかし、だーさんは、そのことを悔やんでいました。
もっと早く自分が手を打っておけば、知っていることを全部話していれば、こんなにつらい事にはならなかっただろうに、と。
私だったら、絶対にこんなことを話せません、どんだけ信頼していてもです。
そして、あっぽは口を開きました。
言葉はたどたどしく、泣きながら、それでも、それでもだーさんにだけは知っておいて欲しかったこと。
それは・・・。