貫き通した純愛14
私リューネは、これまでの流れを全く知りませんでした。
普通に職場で適当にサボりながら、のんべんだらりと暮らしていたとき。
だーさんから一本の連絡があったのです。
内容は非常に簡単でした。
うちらと一緒に住まないか?と。
正直、私はどうしたものかと迷った部分があります。
私の持っている資格では、行く先で仕事が無いかもしれない。
ましてや、知らない地域。
でも、まぁそういうのもありかな?と多分10秒くらいで判断して、オッケー出しました。
すぐに職場を辞め、荷物を全て整理して、その日を待ちました。
そしてその日。
自宅玄関前で、クラクションが鳴らされました、もちろんだーさんです。
待ってましたー!とばかりに喜び勇んで外に出てみたら、緑一色のトラックの集団が。
あぁ、そういえばかつてはこんなトラックもありましたね。
で、だーさんの乗ってるトラックに乗るのかと思ったら、まさかのだーさんの同僚のトラック。
はじめまして~程度から先は、ずっと私寝てた覚えしかありません。
ごめんなさい同僚さん。
数時間の後、到着した場所は・・・。
新幹線は到着します。
田舎ではありませんが、田舎です(地元ほどではないんですけど)。
駅前が、だだっ広いです。
高い建物が、殆ど見えません。
その駅から、更に進むこと10分ほど。
新しい住居がそこにありました。
過程は省きますが、引っ越しを完了させて、一段落。
そして、長い長い生活が始まっていくのです。
あっぽは、無事近所の女子校に合格し、大人しく目立たないようにしながら卒業まで持ち込み、これまた近所の四大の文学部に合格。
だーさんは、職場を継続していくかと思ったら、違う勤務地にヘッドハンティングされたらしくそちらで勤務中。
私は、探して探しまくってようやく落ち着いた職場で、これまたのんびり切った張ったしてます。
ようやく、ようやく、平穏な生活が幕を開けていったのです。
そして、この先も続いていくのです。
が。
何で私が誘われたのかについては、未だにはぐらかされます。
あっぽいわく、昔から仲が良かったから。
だーさんいわく、地元に一人残すのはかわいそうだったから。
でも、それだけではないような気がします。
まぁ・・・楽しいからいいんですけど。
些細な事です。