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貫き通した純愛4

2013年10月03日 20:40
どこから話した方が良いのか、書き手の私自身困惑しています。 二人が号泣しながら話してくれた内容を、うまいことまとめないと、時系列などがばらばらになってしまいますので・・・。 拙い文章力で申し訳ないです。 すぐに横道にそれたりもしますが、素人の文章力wと思って見逃してください。   1の途中にも書きましたが、あっぽとだーさんは、すぐに仲良くなり。 メールも電話も毎日していました。   でも、その時点ですでに一つの暗雲は立ち上り始めていたのです。 だーさんは母親と二人暮らし(父親は離婚後死去、兄弟は国外逃亡)。 あっぽは、母親が再婚し、同じ県内でも違う地域に暮らしていました(た

貫き通した純愛3

2013年10月03日 20:16
ここに居住することになってからのことと、今現在のことについてはあとあと記していきます。 とりあえず結末だけ言うと、私たち三人は幸せに暮らしています。 だーさんも私も就職をしているし、あっぽは大学に通っています。   さて。 こうなるに至った経緯を書いていきます。 ここからは、徐々に徐々に重くなっていきます。 こいつらキチガイだ・・・!!と言う人物も何名か現れます。 逃げ延びることが出来、現在の居住地にたどり着くまでの間の話は、本当にきついです。 私だったら、無理だったと断言できる話です。 次から、少しずつ書いていきます。

貫き通した純愛2

2013年10月03日 19:53
そう、今は二人で笑いあえています。 私が蚊帳の外というのはこの際、むかつきますが置いておきます。 何故なら、この二人が二人の力だけで乗り切ったという絆というかお互いを思う愛の強さが、はっきりとあるからです。 その出来事に関しては、最後の最後、クライマックスを除いては私は完全に部外者。 なので、私は踏み込むことが出来ません。 いえ、絶対に踏み込んではいけない、いわば聖域とも言える場所なのです。   ちなみに、この二人はもう、私以外誰も血のつながった味方がいません(余談ですが、私もこの二人と遠縁に当たります)。 私も、一族を捨てました。 なので、頼るべき親族は誰もいません。 頼れるものは

貫き通した純愛1

2013年10月03日 19:37
これは、実話を元にした創作です。 半々程度の扱いだと思ってください。 登場するメインの人物は、だーさん・あっぽ・それぞれの家族です。 かなり長い話であり、読んでいても喜ばしい物ではない部分が多々あります。 本人同士も、かなり辛かった出来事なので、今でもお互いにその話はしないと言うことで結論が出ています。 私自身、ちょっとここは書けない・・・という点は、飛ばしたりぼかしたりしています。 尚、この話の中で起こった犯罪に関しては、全て解決済みなので御安心・御了承下さい。   話は、今から何年も前のことです。 あっぽが高校受験生、だーさんが社会人だったころ(今も社会人ですが)なので、もう6~

てんてんてまり

2013年08月17日 22:23
これは、リューネの話です。   小学生時代(学年忘れた)の、春頃の話です。 近所には、第二次世界大戦の慰霊碑が祀られた神社がありました。   学校から家までの道にあるということと、ブランコや滑り台などの遊具も付いている広い庭(境内?)もあったので、しょっちゅう遊び場にしていました。 しかし、その神社は俗にいう『出る』場所として有名でした。 空襲で焼け出された人達の姿が、夕方から夜になって現れるとか。 真夜中には空襲警報のような音が神社の中だけ鳴り響くことがあるとか。 慰霊碑にお供えをしたら、慰霊碑の中から手が出てきたとか。 水を求めてさまよう、大やけどをした人が歩いていると

なくなった中身

2013年08月17日 20:44
これは、私リューネが、まだ以前の県に住んでいた時の話です。 2ちゃんねるにも載せた話なのですが(怖いというより驚いたから)。   当時、そこは片側3車線の大きな十字路がありました。 そして、見通しが良いのに交通事故の多発する道路でもあり、歩道にはいつも新品の花やぬいぐるみなど色々なものが備えてありました。 通行方法は、歩車分離式と言うタイプで、わかりやすく言うと渋谷のスクランブル交差点のようなものです。   私は、信号待ちをしていました。 肩にかけたバッグには、大好物の桃缶とか野菜とかジュースなどと、勉強道具一式。   信号が青に変わり、私は進み始めました。 &n

箱の中身は3

2013年08月16日 23:02
姉さんから全てを聞いたあと、だーさんは疑問に思ったことを口にしました。 さっきの眼球や箱はどこにあるのか?と。 姉さんは、ただ一言答えました。 眼は消え箱は燃えた、と。   続けざまだーさんは聞きました。 何であの蔵だけが、違う向きと形なのか?と。 しばらく沈黙した後、姉さんはこう答えました。 あの蔵の入口が向いている方角が、かつてA家のあった方角であること。 形が微妙に変なのは、まじないの一環として、Tの恨み辛みや悲しみが増幅されて、A家に飛ぶようにしていたためだと。 そのため、A家はほどなくして滅び、また、A家の方角にあった大名家や近年までの華族などは、決して大成はしなかったそう

箱の中身は2

2013年08月16日 18:09
安土桃山時代も終わりを迎え始めた頃のこと。 当主とその妹(以下Tとします)が治めていた地は、どこの大名と同盟を組むかを悩んでいたそうです。 終わりを迎え始めていたとは言っても乱世の時代。 外交一つで代々続いた家が滅亡などということはざらにあった話ですから、家臣も含め相当に考えを巡らせていたそうです。 そんな中、Tは当主に対して言いました。 わたしの見立てだと、このままでは滅亡しかない。でも、東国のA家と結べば、天下は狙えなくても血筋は続いていく、と。 そう、Tにはサキヨミとも言えるような力があったのです。 通常、そういった政略に女性は口出しを出来ないものだった御時世でしたが、Tは別でした。 1

箱の中身は1

2013年08月15日 02:54
これは、だーさんが体験したことで、五本の指に入るくらい恐怖を覚えたという話です。   だーさんの実家は、地元では結構有名な武家の本家です(だーさんは継がないそうですが)。 私も、一度見に行ったことがありますが・・・まぁ、何というかドラマとかマンガでしか出てこないような広大な土地とお屋敷なんですよ。 日本史の教科書には出てきませんが、桓武天皇の時代から続いてる武家のようです。   その実家での話。 ある日、だーさんが蔵を掃除していた時。 ふと違和感を感じたことがあったそうです。 いくつかの蔵の中で、この1つだけが何故か内装が全く違う。 そういえば、建て向きもここだけが違う方向

鉄骨

2013年08月14日 12:41
これは、だーさんの体験した話です。 だーさんは、たまに予知夢を見ることがあるのですが。 この話も、それに微妙に繋がる話です。   次の日に、今まで行ったことのない場所に出張が決まっていただーさん。 前日にしっかり荷物を確認し、いざ床について見た夢が・・・。 場所は、何故か教室の中。 ただし、知っている学校のものではない。 そこに、だーさんが一人佇んでいると・・・。 何故か、だーさんの真上の天井が破け、上から椅子や机が次々と降ってくる。 一瞬のことで避けられないだーさんは、床と机や椅子に挟まれ、徐々に押しつぶされていき・・・。   ゴキッ・・・   首の骨が折れる音
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